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M1 搭載 Mac mini を購入したので Unity のビルド時間とか測ってみた

総評

ワットパフォーマンス・コストパフォーマンス・静音性(ほぼ無音)がとんでもなく良い。 (比較用2016, 2019 のMacBook Pro はそれぞれ30万クラス。自作PCも20万弱程度で組んだハズ。一方、今回購入したMac mini は11万円)

このため、メイン開発環境はもちろん、常時起動のビルドサーバ用にとりあえず買う、のも大いにアリだと思う。 (Webエンジニアとしては、Docker対応されるまでintelさんにはお世話になるけども)

計測

手元にあるモノで色々とベンチマークとってみた。

端末 自作PC MacBook Pro 2016 MacBook Pro 2019 Mac mini 2020
CPU Intel Core i5 4670
4core
Intel Core i7 6700HQ
4core
Intel Core i9 9880H
8core
M1
4core + 4core
GPU GeForce GTX 1060 Radeon Pro 460 Radeon Pro 560X M1
RAM 32GB 16GB 16GB 16GB
消費電力
(idle)
83W 8W 17W 2.5W
消費電力
(Cinebench Multi)
117W 61W 91W 22W
Cinebench R23
( Single Core )
881 821 1113 1519
Cinebench R23
( Multi Core )
2796 3962 7468 7815
Unity 2020.2.0b12
iOS (IL2CPP) Build Time
( 3D Game Kit )
- 00:09:16 00:05:17 00:05:16
Unity 2020.2.0b12
Win (Mono) Build Time
( 3D Game Kit )
- 00:08:59 00:05:12 00:04:46
Unity 2020.2.0b12
Win (IL2CPP) Build Time
( 3D Game Kit )
00:12:14 - - -
Unity 2020.2.0b12
Linux (IL2CPP) Build Time
( 3D Game Kit )
00:29:36 00:24:42 00:13:37 00:13:09

Unityのビルド時間は、大方 Cinebench スコア比の通りの差になっている。 Unity 2020.2.0b12 ではまだ Apple Silicon にネイティブ対応したアプリケーションではないため、対応版だともうちょっと短縮されるのかもしれない。

余談

CPU と高速ストレージが上手いこと噛み合っているからか、アプリケーションのインストールや、アセットのインポートなどがガッツリ早くなっている。 Jetbrains Rider や Intellij IDEA の挙動も良い。Karabiner, 1Password, Alfred, Magnet といったユーティリティの動作も問題ないので、ゲーム開発する端末はもう移行しちゃおうと思う